我が家のわんこ、ダイズちゃん(仮名)はもともとシェルタードック(保護犬)でした。
そんな、ダイズちゃんとわたしとのお話です。
出会い
生後3ヶ月の時に保護施設にもらいにいって、2匹の中から選んだ1匹。そして我が家の家族の一員になったのがダイズちゃん。
結構、2匹のうちの1匹を選ぶのは少し切なくなりました。もう1匹は、はたして良い家族に迎えてもらえるのだろうか。家族がみつからなかったら、もしかして…
でも、こういう保護施設でもらう犬たちは野良犬が産んだ子犬が多くて、だいたいが20キロを超える大型犬になるとのこと。大きなわんこを2匹も飼うのは、お家的にも、体力的にもちょっとムリ。
結局、1匹選びました。
それが、ダイズちゃんです。
選んだ理由は、より人懐っこかったこと。あとは、見上げた目が可愛いかったこと。
人懐っこいのは、うちの主人がそこまで犬の扱いが慣れていないので、扱いやすくないとうまくやっていけないんじゃないかと思ったので。
見上げた目は、白眼がちょっと出てておちゃめな表情が決め手となりました。
ご対面したその日は、まだ、犬小屋やドックフードも何も用意ができてなかったので、後日、お迎えに行くことになりました。
数日後、ダイズちゃんをお迎えに行きました。
建物の外から、『くぅーん、くぅーん』という悲しそうな鳴き声が聞こえていました。ダイズちゃんは、一人でケージに入れられ、何か不安を覚えていたのでしょう。とても、悲しそうな声でした。
ダイズちゃんのいる部屋の扉をガチャっと開け、ダイズちゃんに話しかけました。
『ダイズちゃん、迎えにきたよ。』
すると、ダイズちゃんはさっきの悲しそうな声はどこへやら、『わん、わん、わん、わん、わん!』とシッポが取れそうなくらいブンブン振りながら、元気な声で、満面の笑みで、わたしたちを迎えてくれました。
犬も笑うんです。とっても、嬉しそうに、とっても、ハツラツとした、素敵な笑顔でした。
今でも、その時のことを思い出します。
ダイズちゃん、あの時、嬉しかったんだよね。迎えに来てくれてありがとうって。
その後、事務的な手続きをしている間、ダイズちゃんは、変わらずずっとシッポをブンブン振りながら、伏せをして、素敵な笑顔でわたしたちを待っていました。
つづく。
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