災害や緊急事態に備えて備蓄！　何をそろえればいいのかを提案します

日本は地震、台風、大雨、豪雪などの自然災害が多い国です。さらに、近年は感染症の流行や停電などの緊急事態も増えており、いつ何が起こるかわかりません。そんな時に役立つのが「備蓄」です。

しかし、何をどのくらい備えればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。この記事では、災害時に必要な備蓄品とそのポイントを詳しく解説します。

＼もしもの時の準備は？／

なぜ備蓄が必要なのか？

災害が発生すると、ライフライン（電気・水道・ガス・通信）が停止したり、物流が滞って食料や日用品が手に入りにくくなったりします。特に大規模災害では、復旧までに数日から1週間以上かかることも珍しくありません。

政府や自治体も支援を行いますが、すぐに十分な物資が届くとは限りません。そのため、 最低3日分、できれば1週間分の備蓄 をしておくことが推奨されています。

必要な備蓄品リスト

① 食料（最低3日～1週間分）

• 主食類
  ご飯（アルファ米、レトルトご飯）、パンの缶詰、クラッカー
• 保存食品
  缶詰（魚・肉・野菜）、フリーズドライ食品、レトルト食品
• 乾物類
  海苔、ナッツ類、乾燥果物
• 栄養補助食品
  エネルギーバー、チョコレート
• 乳児や高齢者向け
  ベビーフード、介護食

食料は、しばらく何も買わなくても過ごせる分を徐々に買い貯めていくと良いでしょう。特に、主食のご飯と缶詰はなるべく多く用意しておくと安心です。

賞味期限が切れそうなものから食べて行き新しいものを追加する「ローリングストック」をしていけば、実際、保存食として食べるときに賞味期限を気にせずたべれるのでおすすめです。

② 飲料水（1人1日3L × 3～7日分）

• ペットボトルの水
• 長期保存できる備蓄水
  （5年～10年保存可能なもの）
• 浄水器

飲料水は、ペットボトルの水の他に長期保存できる「備蓄水」というものがあります。ペットボトルの容器は飲み終わった後にも、「水を運んだり」「種などを保管する容器」などに使えるので、大きいもの小さいものどちらも用意しておくと良いです。

また、万が一飲める水がなくなってしまった場合を想定して、簡易式浄水器も持っておくと安心です。

③ 生活必需品

• トイレ用品
  携帯トイレ、トイレットペーパー、ウェットティッシュ
• 衛生用品
  マスク、除菌シート、消毒液、生理用品、おむつ
• 照明・電源
  懐中電灯、ランタン（LED推奨）、モバイルバッテリー
• 調理器具
  カセットコンロ、ガスボンベ、紙皿、割り箸、ラップ
• 防寒・暑さ対策
  毛布、アルミブランケット、冷却タオル
• 救急用品
  絆創膏、包帯、消毒液、常備薬（持病の薬も含む）

④ 情報収集・連絡手段

• ラジオ
  （手回しやソーラー充電式）
• 予備の携帯バッテリー
• 家族の安否確認方法を決めておく
  （SNS、災害用伝言ダイヤル）

災害時の備蓄のコツ

① ローリングストックを活用する

「ローリングストック」とは、普段から食べているものを少し多めに買い、古いものから消費して新しいものを補充する方法です。非常食として買い込んだまま賞味期限が切れるのを防ぎ、常に新しい備蓄が保てます。

② 家族構成に合わせて備蓄をカスタマイズ

• 小さな子どもがいる家庭
  ミルク、離乳食、おむつ、おしりふき
• 高齢者がいる家庭
  やわらかい食事、薬、歩行補助具、大人用おむつ
• ペットがいる家庭
  ペットフード、トイレ用品、リード

③ 分散して保管する

地震や火災などで一部の部屋が使えなくなることも考え、

• 家の中の複数の場所（台所、寝室、玄関など）
• 車の中（水・非常食・毛布）
• 職場や外出先（携帯食・簡易トイレ）

などに分けて保管しておくと安心です。

④ 定期的な点検・補充を忘れずに

• 半年～1年に一度、備蓄品をチェック
• 賞味期限や消費期限を確認し、古いものは普段の食事で消費
• 家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて内容を見直す

もし大災害が起こったら……　余裕があれば用意しておくと良いもの

数週間の備蓄品で復旧していけば良いですが、もしも、日本全体で大災害が起こった場合、数ヶ月もしくは数年インフラが復旧しないことも考え、自給自足で生活できるように考えておいた方が良いかもしれません。そのために必要なものを提案します。

• 大容量バッテリー
  ソーラーパネルとセットで
• 焚き火で調理できるもの
• 自給自足するためのもの
• 雨水をためるタンク

大容量バッテリー

もしも何年も電気が復旧しなかった場合、大容量バッテリーとソーラーパネルがあるとある程度の電化製品を使うことができます。

焚き火で調理できるもの

電気やガスが止まってしまうと、調理するには近くで枯れ草や枯れ木を使って焚き火で調理する必要が出てきます。焚き火台や火付け石などを用意しておくと良いでしょう。また、直火で使える鍋なども必要です。

自給自足するためのもの

おそらく食品などはスーパーでも手に入らなくなるでしょう。そのために、自分で野菜を育てたり雑草も食べなければならない状況も来るかもしれません。野菜を作り、種を取り、自給自足できる「育成種」（「F1種」ではない種）を手に入れておきましょう。

「F1種」とは、作物は豊富にできるけど、種を取って次世代の作物はあまり取れないという品種改良された種です。作物を次世代まで作りたい場合、袋に「育成」と書かれた種を手に入れておく必要があります。

また、近くに海のある方は釣りで魚を釣ることができるかもしれないので、釣竿セットも用意しておくのも良いかもしれません。

雨水をためるタンク

ペットボトルの水もたくさん用意しておいてもなくなってしまうかも。そのために雨水をためるタンクと浄水器を用意しておくと安心です。

まとめ：今すぐ始めよう！

「災害はいつ起こるかわからない」と言われますが、だからこそ 事前の準備が大切 です。備蓄があれば、いざという時に慌てずに済み、家族の安全と健康を守ることができます。

まずは、以下の3つから始めてみましょう！

• 1週間分の水と食料を準備する
• 必要な生活用品をリストアップして揃える
• ローリングストックを意識し、定期的に備蓄を見直す

小さな準備が、未来の安心につながります。ぜひ今日から備蓄を始めてみてください！

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