実は私以前リラクゼーションサロンでセラピストをしておりました。精油をブレンドしたオイルでボディはもちろんフェイシャルのトリートメントや、それだけで飽き足らず理学療法士の先生が経営するサロンでも修行したり鍼灸の先生が教えるツボの学校に通ったり、筋肉やツボの場所を勉強しました。
今は引退していますが、自宅でスキンケアするときや、美顔器で肌のお手入れをするときに役立っています。この知識を美容が好きなあなたにも知ってもらいたいので記事にしました。
こちらの記事では、表情筋の構造、効果的なツボの場所、小顔になれるトリートメントの仕方をまとめました。ぜひ、参考にしてくださいね!
知っておきたい表情筋の構造
顔にどのように表情筋が張り巡らされているか知っておくことで、スキンケアや顔のトリートメントをする際に、効果的にケアすることができます。
まずは、こちらの画像をご覧ください。
ちょっと怖いですが……(汗)、顔の筋肉(表情筋)はこのような構造になっています。
表情筋の付いている場所、筋繊維の走る方向を知ることで、どのように肌に触れたら良いかがイメージできます。筋肉をトリートメントするときには、筋繊維に沿って流してあげます。そうしてあげることで、より血のめぐりが良くなり肌がポカポカに。
上記の表情筋の名前まで覚える必要はありませんが、どこに筋肉が付いているのか、どのような向きに走っているのかをイメージできるようにしておきましょう。
また、肌の構造にも簡単に触れておきます。
肌は、下から「筋肉」「皮下組織(脂肪など)」「真皮」「表皮」の順番で構成されています。真皮の中には動脈、静脈、毛細リンパ管があり、ここから栄養を受け取ったり、老廃物を流したりしています。特にリンパ管は一方通行の構造をしており、水分や老廃物がたまると「むくむ」という現象が起こります。
ここで注目して欲しいのが、表皮は約0.2mm、真皮は約1.8mmとかなり薄いということ。合計2mmの間にあるリンパを流したい場合、強い力で流すとリンパは流れてくれません。
リンパを流したいときは、ごく弱い力で優しくフェザータッチでトリートメントしてあげることが重要です。逆に、筋肉にアプローチしたいときは、適度な圧を加えて筋肉をほぐしていきます。
どこをケアしたいかによって力の加減をかえてトリートメントすることで、より効果を感じられると思います。
小顔になれる? 効果的なツボの場所
スキンケアをするときに、ツボの位置を意識してトリートメントすることで、よい刺激が加わりより効果的なお手入れをすることができます。
小顔に効果のあるツボの位置をまとめましたので、日々のスキンケアに取り入れてみましょう。
- 攅竹(さんちく)
【場所】眉頭の内側のくぼみにあるツボ
【ポイント】まぶたのむくみや顔全体のむくみに - 太陽(たいよう)
【場所】眉毛とこめかみの間
【ポイント】まぶたのむくみ、目の疲れ、顔全体のむくみに - 迎香(げいこう)
【場所】小鼻のわきのくぼみ
【ポイント】肌のたるみやほうれい線に - 巨髎(こりょう)
【場所】黒目の下と小鼻の横を結んだ点
【ポイント】頬のたるみ、しわ、ほうれい線に - 顴髎(かんりょう)
【場所】目尻の下と頬骨を横にたどったすぐ少し下
【ポイント】頬のむくみ、たるみに。血行を良くし、老廃物の排出を促す - 地倉(ちそう)
【場所】口角の1cm外側。
【ポイント】ほうれい線、むくみ、マリオネットラインに。胃の調子を良くする
- 飢点(きてん)
【場所】耳の穴の前、小さな軟骨の突起のつけ根の真ん中
【ポイント】乱れた自律神経を整え、過剰な食欲を抑える - 頰車(きょうしゃ)
【場所】下顎の角の上。歯を食いしばったときに硬くなる部分
【ポイント】顔のむくみ、二重アゴ、頬や首筋のたるみに。フェイスラインをスッキリさせる - 天容(てんよう)
【場所】下あごの骨の後ろ、両耳の下
【ポイント】首のこり、顔のむくみに。リンパの流れを促す。頭痛、肩こり、寝違えにも - 完骨(かんこつ)
【場所】耳の後ろの骨の出っ張りから少し下。髪の生え際あたりで凹んでいる部分
【ポイント】顔周りの血のめぐりを促す。副交感神経を整えるツボ。不眠、肌荒れ、吹出物にも
小顔になれるトリートメントの仕方
小顔になるためには、まず、自分の顔を鏡でじっくり見てみましょう。「むくんでいるのか」「たるんでいるのか」でアプローチの仕方が変わってきます。それぞれの状態に合わせてトリートメントをしていきます。
顔がむくんでいる場合のトリートメントの仕方
顔がむくんでいる場合は、顔のリンパを流してあげるのが重要。ここで、思い出して欲しいのが、毛細リンパ管は真皮にあり、表皮(約0.2mm)と真皮(約1.8mm)を合わせても約2mmしかないこと。グリグリ力任せにトリートメントしてもリンパは流れていきません。
むくみを流したいときは、優しいタッチで触れているか触れていないかわからない力で力を加えます。頰に優しく手を当て軽く円を描くように回します。少しずつずらしながら肌表面が2mmほどしかないことを意識して圧を与えます。
少し、難しいですね……。イメージとしてはお肉の塊を買ったとします。お肉と表面に覆っているラップの間にお肉から出た水分がたまっているとします。その水分を流すには、ゆっくりとあまり力を加えずに流していくとうまくいくと思います。それをイメージしてトリートメントするとうまくいくかもしれません。
洗顔後、スキンケアをするときに意識して、手のひらで顔を包んでリンパを流してあげましょう。
顔がたるんでいる場合のトリートメントの仕方
顔のたるみをとるには、顔の筋肉を鍛えてあげるのが必要です。顔の筋肉を大きく動かして顔ヨガをしたりするのも有効ですが、今回は、手を使って顔の筋肉を伸ばしてストレッチしてあげる方法を紹介します。
顎ライン、頬骨ライン、こめかみの筋肉を伸ばしていきます。
まず、顎ライン。人差し指と親指を使ってVを作り、顎にあて、斜め上方向に引き上げていきます。その時、反対の手を顎先に当てて支えてあげるとやりやすいです。
頬骨ラインは、ゲンコツを作り頬骨の下にあて、上方向に伸ばしていきます。鼻の横から始め順番に耳方向に伸ばしていきます。
こめかみは、4本の指をそろえ、こめかみに当てたらグリグリと大きく円を描くように指圧します。
最後に、化粧水か乳液をつけ、下から上に手のひら全体で流してあげましょう。
この方法を続けることでで、顔がポカポカしシュッと上向きのフェイスラインになれると思います。
美顔器を使って小顔になる方法
上で紹介した方法は、力加減にコツがいり、少し難しいと感じた方もいるかもしれません。そのような方には、美顔器を使ってトリートメントをすることをおすすめします。
EMSや温熱ケアで、ホットストーンや美容バリのような刺激ができる「ステラボーテ ビューティフェイススティック2.0」を使って、お手入れしましょう。
ビューティフェイススティック2.0
Beauty Face Stick2.0
(ビューティー フェイス スティック2.0)
税込38,000円
STELLA BEAUTE
実は、こちらの美顔器、私も使っているのですが、使い始めて2週間でフェイスラインが引きあがり、小顔になれた美顔器です。
2週間のBeforeAfter
フェイスラインのもたつきがなくなり、シュッとしているのがわかるでしょうか? 使い方も簡単なので、力加減も考えることなく肌の上を滑らせていくだけでトリートメントができます。
この美顔器でできることは、
- ホットストーンのように肌を下から上へと滑らせリンパを流す
(EMS、温熱ケア、バイブレーションを使う) - スティック状の先端でピンポイントで刺激し、美容バリのような刺激を肌に与える
(EMSのみ)
ということができます。
力加減を考えずにリンパを流すことができ、EMSの刺激を加えることで表情筋に刺激も与えられます。さらに、ピンポイントの美容バリのような刺激で、より表情筋を活性化できます。
バイブレーション機能も付いているので、適度な振動がリンパの流れもよくしてくれます。
詳しくは別記事でまとめていますので、気になった方はチェックしてください。
まとめ
むくみをとることと、表情筋を鍛えることで小顔に一歩近づけることができます。顔の筋肉のつき方を理解し、筋肉の繊維に沿ってトリートメントをすると、より効果的にフェイスラインのもたつきが取れ顔が引き締まります。
ぜひ、今回紹介した方法を取り入れてスキンケアをしてみてくださいね!
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