ビニール肌って何？角質ケアのやり過ぎは危険！見分け方や対策法を伝授

2024年11月28日2024年12月2日

ビニール肌って聞いたことありますか？　ピーンと肌が張った状態なので一見きれいな肌に見えますが、実際は、角質層が薄くなりすぎてトラブル目前の肌です。

どうしてビニール肌になってしまうのか、自分はビニール肌なのか、見分け方や対策法をまとめました。実は、肌のお手入れを頑張っているあなたはなりやすいかも？！

では、続きを読んでいってくださいね！

ビニール肌ってそもそも何？

ビニール肌とは、角質層が薄くなりすぎて肌のキメが失われ、つるんとした肌の状態を指します。ツヤもあるように見えるので、一見きれいな肌と勘違いすることもあります。

しかし、角質層は肌のバリア機能やうるおいを保つ役割を持っているため、薄くなりすぎた角質層は肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

ビニール肌の状態だと、乾燥しやすく、紫外線や擦れなどの外部刺激に敏感な肌になっているため、肌荒れやシミなどの好ましくない肌状態になる一歩手前の状態です。

いつものスキンケアを見直そう｜ビニール肌の原因とは？

では、一体ビニール肌はどんな原因でなってしまうのでしょうか？　実は、いつものスキンケアが原因の場合もあります。

それは、

ゴシゴシと強くこすって洗顔をする
ピーリングをやりすぎる
はがせる毛穴パックをよくする
高濃度のレチノールを無理に使い続ける

など、スキンケアのやり過ぎが原因として考えられます。

しっかりメイクが好きな方はゴシゴシこすってクレンジングをしていませんか？　つるつるお肌になるのが嬉しくて毎日ピーリングしていませんか？　正しいクレンジング剤を選んだり、ピーリングするのは肌がざらつく時だけにして、適度な厚みの角質を保つようにしましょう。

古い角質や毛穴汚れを取り除く「角質ケア」は、ターンオーバーが乱れている肌には有効なスキンケアですが、やり過ぎてしまうと必要な角質まで取り除かれ、ビニール肌になってしまいます。

また、レチノールはターンオーバーを促す成分として注目されていますが、使いすぎには注意が必要です。特に、海外製のレチノールは高濃度のものもあり、無理に使い続けてしまうとターンオーバーが過剰になり、必要な角質まで除去されてしまいビニール肌になってしまうことも。

正しい分量や使い方をして、もし自分が「ビニール肌」かも？と思った時は、早めに皮膚科に行き診断を受けましょう。ちなみに、「ビニール肌」は医療用語ではなく美容業界で使われる言葉なので、お医者さんに「ビニール肌」と言っても伝わらないかもしれないので覚えておきましょう。

ビニール肌の見分け方、方法を紹介

一見、ツルツルとしたキレイな肌に見えるビニール肌。ツルっとしてツヤのある見た目のため、ビニール肌と自覚していない人も少なくありません。そこで、健康的な肌とビニール肌の見分け方をご紹介します。

まず、健康的な肌の方は、

キメが整っている
肌に透明感がある
皮脂量と水分量のバランスが良く乾燥しない
やわらかくモチモチした肌
洗顔やスキンケアを行うときにピリピリとした刺激を感じない

と言う肌状態です。一方、ビニール肌の方は、

よく見ると肌のキメがない
肌がピーンと張った状態
毛穴が目立たない
肌に赤みがある
肌がムズムズして痒い
皮脂が少ないのに肌がテカる
不自然にツルツルしている
光が当たるとピカピカと反射する
メイク持ちが悪い
ニキビがよくできる
洗顔やスキンケアを行うと痛みや刺激を感じる

と言う状態の肌です。

健康な肌の方は、角質層の水分バランスが良くやバリア機能がしっかり働いているため、見るからに美しく肌トラブルが起きにくい肌をしています。

一方ビニール肌は、表面上はきれいに見えるけれども、赤みがあったりムズムズしたり、いろいろな肌トラブルが起きやすい肌状態になっています。なんだか“肌がおかしいぞ”と思ったあなたは、鏡を見ながらじっくり自分の肌を観察してみましょう。

ビニール肌を放置するとどうなるの？

角質層が薄くなってしまっているビニール肌を放置すると、さらに肌トラブルが起きてしまうので注意です。

ビニール肌は、肌のバリア機能が低下した状態です。スキンケアがしみたり赤みが出るだけではなく、シミやしわができやすくなるリスクもあります。自分がビニール肌かもと思ったら、なるべく早く改善する必要があります。

ビニール肌をなおしたい！　予防方法や対策ってある？

ビニール肌かも……と思ったあなたは、いつものスキンケアを見直してみましょう。

「クレンジングや洗顔は低刺激のものを使う」
敏感肌でも使えるものや、やさしい使い心地のものに見直してみましょう。
「ピーリング・毛穴パックを控える」
頻繁に行っている人は回数を減らしたり、肌が落ち着くまで使用しないのも良いかも。
肌への摩擦を減らす
洗顔やクレンジングは、たっぷりした量を使い肌をこすらずやさしく行いましょう。
「保湿ケアを徹底する」
保湿は、水分補給＋油分でカバーが基本。化粧水を重ねづけしたり、シートマスクをしてたっぷり保水したら、乳液やクリームでうるおいが逃げないように閉じ込めましょう。
「紫外線対策を徹底する」
角質が薄くなっている状態の肌は、紫外線の攻撃を受けやすくなっています。曇りや室内にいるときでも紫外線は肌を攻撃しています。朝起きて、スキンケアをしたら日焼け止めを欠かさないようにしましょう。
「落としやすいメイクを心がける」
肌が弱っている状態の時は、なるべく薄めのメイクにして落としやすいメイクを心がけましょう。
「シンプルなスキンケアにしてみる」
肌が落ち着くまでは刺激や赤みが出やすい状況です。泡洗顔、化粧水、乳液といったシンプルなスキンケアで肌の様子をみましょう。