この暑い夏。こんなに暑くちゃペットだって熱中症になるんです。外飼いのワンちゃんも室内飼いのワンちゃんも、こんな症状がでたら気をつけてください。
ペットの熱中症の症状
①食欲がない
②ぐったりして元気がない
③呼吸が荒い
④フラフラ歩く
⑤体温が高い
⑥よだれがダラダラ出る
⑦下痢、嘔吐する
これらの症状が出たら、熱中症の疑いがあります。特に⑦下痢、嘔吐していたら、緊急事態です。すぐに水をかけるか濡れタオルをかけ、飲めるなら水を少しでも飲ませ、獣医さんに連れていきましょう。
熱中症になりやすい犬種
①短頭で、鼻が短いワンちゃん
パグ、ボストンテリア、ブルドッグ、シーズー、ペキニーズなどの短頭種のワンちゃんは、スムーズな呼吸がしづらく、熱中症になりやすい傾向があります。
②寒い国が原産のワンちゃん
シベリアン・ハスキー、ボルゾイ、グレートピレニーズ、シェットランド・シープドッグなど。寒い国が原産のワンちゃんは厚い被毛に覆われているので暑さに弱い傾向があります。
③肥満気味のワンちゃん
皮下脂肪がついていると熱がこもりやすく、また心臓にも負担がかかりやすいです。首まわりの脂肪が気管を圧迫し、呼吸機能が低下して体温調節が難しくなるため、熱中症になりやすい傾向があります。
④子犬や老犬、病気をもつワンちゃん
体が未発達な子犬や、生理機能が衰えている老犬は、体温調節がうまくできないために熱中症にかかりやすい傾向があります。また、心臓や呼吸器が弱いワンちゃんは、うまく体温調節ができないため、熱中症になりやすい傾向があります。
人間とワンちゃんの体温調節の違い
人間は、汗をかいてその熱が蒸発することによって熱を発散します。なので、汗をかいて風が吹くととっても気持ちよく感じます。でも、ワンちゃんは汗をかくことができません。汗腺が足の裏しかないのです。では、どうやって体温調節するかというと、ハーハー、ハーハーって呼吸で体温調節します。
日常簡単にできる暑さ対策
①室内でも、日の当たる場所を避け、日陰で、窓を開けるなどして風通しのよい場所を確保してあげましょう。でも、これは暑くなり始めの場合。真夏はクーラーをかけてあげるのが一番です。しかし、冷気は下に溜まるため、床面にいるワンちゃんには冷やしすぎでないか確認してください。
②外飼いなど、クーラーを付けるのが無理な場合、冷却材や床置きのクールボード、ペットボトルを凍らせて布にくるんだものなどを用意して、直接、身体を冷やせる場所を作ってあげましょう。また、日陰を作ってあげ、小屋も日陰に移し、リードを長くして自由に木陰に行けるようにしてあげましょう。
③毛の長い子は、サマーカットしてあげるのもいいかもしれません。ただ、むやみに短くしてしまうと、日光が直接皮膚にあたってしまうので、逆効果の場合がありますので注意したください。
散歩・外出時の暑さ対策
ワンちゃんはお散歩が大好き❗️でもこの時期、日中のアスファルトは、外気温が30度のとき、アスファルトの温度は最高60度まで達するとのこと。素足で歩くワンちゃんは、肉球を火傷してしまいます。また、路面からの輻射熱もものすごく、熱中症の原因となります。
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ワンちゃんの夏場の散歩は早朝や日が落ちてからにしてください。朝は7時前、夕方は7時以降になると路面の温度も変わってきます。
外出の場合、小型犬であれば、キャリーケースに入れて運んであげるといいでしょう。
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