「最近、急にシワが気になるようになった…」
「昔はもっと肌にハリがあったのに…」
40代を過ぎると、そんな肌悩みが少しずつ現れてきます。年齢を重ねることは自然なこと。でも、少しでも若々しく、いきいきとした印象を保ちたいと思うのは多くの女性に共通する願いだと思います。
そんな年齢肌の悩みに立ち向かうために、注目している成分が「レチノール」。美肌成分としては聞いたことがある方も多いかもしれませんが、「刺激が強そう」「どう使えばいいかわからない」と敬遠している方もいるのでは?
この記事では、レチノールがなぜ年齢肌に効果的なのか、どんなメリットがあるのか、正しい使い方や注意点まで、分かりやすく解説していきます。今日から始められる「レチノール習慣」で、シワ・小じわに負けない肌を手に入れましょう!

レチノールとは?美肌のカギとなる成分
レチノールとは、ビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成をサポートしてくれる成分です。もともと皮膚科でもニキビやシミの治療薬として使われていたほど、エビデンスのある美容成分です。
レチノールの主な効果
[ 1 ] シワ・たるみの改善

肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ハリや弾力を高めることでシワやたるみの改善に効果があると言われています。
[ 2 ] 肌のターンオーバー正常化

肌の新陳代謝を促し、古い角質をスムーズに排出。ターンオーバーを整えることでくすみやゴワつきを防いでくれるそう。
[ 3 ] 毛穴の引き締め

過剰な皮脂分泌を抑えながら角質を除去し、毛穴の詰まりを防止。毛穴の目立ちにくい滑らかな肌に導くとのこと。
[ 4 ] シミ・色素沈着の予防

ターンオーバーによりメラニンの排出を助け、紫外線などによるシミや色素沈着の予防にも効果が期待されています。
「シワ」「たるみ」「毛穴」「シミ」などへの効果が期待され、まさに40代以降のエイジングケアにぴったりの成分だと言えます。
年齢肌にレチノールをおすすめする理由
40代以降になると、肌の代謝が遅くなり、ハリや弾力を支えるコラーゲンが減少。すると、目元・口元の小ジワや、頬のたるみが目立ってきます。
レチノールはそのような年齢肌に次のように働きかけてくれる成分です。
コラーゲンの生成にアプローチしてハリを与える
肌の奥にある繊維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促進。肌の内側からふっくらと持ち上げ、ハリや弾力を高めてくれます。
肌の代謝を高め、くすみ知らずの明るい肌に
肌のターンオーバーを促し、古い角質やメラニンを排出。透明感のある明るい肌へと導き、くすみを改善!
毛穴や肌表面の凹凸にも効果的
皮脂分泌を抑えたり、ターンオーバーを正常化する、またコラーゲンの生成もたすけてくれることから、肌全体の質感をなめらかに整えてくれることに期待ができます。
つまり、肌の内側と外側の両面から、老化のサインにアプローチしてくれる心強い成分なのです。
レチノールは肌に貯金ができる?

実は、レチノールは“肌に貯金できる成分”とも言われています。継続的に使用することで、肌内部に働きかけ、コラーゲンの生成をサポートしてくれます。
すぐに劇的な変化はなくても、少しずつハリや弾力を底上げしてくれるので、コツコツと「レチノール貯金」をしていきましょう!
一時的に使用を中止しても、肌の土台が整っていれば効果は持続するそう。毎日の積み重ねが、未来の肌を作ると思うと、毎日のスキンケアが楽しくなること間違いなし!です。
レチノールを使った時に起こる「A反応」について
実は、レチノールを使い始めると、「A反応(レチノイド反応)」という、赤み、乾燥、かゆみ、ヒリつき、皮むけなどの一時的な肌トラブルが起こることがあります。
これはレチノールが肌の細胞に働きかけてターンオーバーを促進するために、一時的に肌が敏感になってしまうのが原因とされています。個人差はありますが、通常は使い続けるうちに肌が慣れて、次第に落ち着いてきます。
「A反応」が起こる人もいれば、起こらない人もいるので、最初は低濃度のものを週1〜2回から始め、徐々に使用頻度を増やすことをおすすめします。
レチノールの種類と選び方
レチノール製品にはいくつか種類があります。初めて使う人は、刺激の少ないものから始め、自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。
主なレチノールの種類
種類 | 特徴 | 初心者向け? |
---|---|---|
・ピュアレチノール | 効果が高いが、刺激も強め | 中~上級者向け |
・レチノール誘導体 | 安定性が高く、刺激が少ない | 初心者向け |
・レチナール | 速やかで即効的な効果が期待できる。刺激はレチノールより少ないとされている。 | 初心者向け |
・バクチオール | 植物由来でレチノールに似た効果、刺激少なめ | 超初心者向け |
「レチノール=強い刺激」と思われがちですが、最近では低刺激処方やバクチオール配合の製品も増えており、敏感肌でも使いやすくなっています。刺激の少ないものから始め、慣れてきたら上級者向けのピュアレチノールを使いましょう。
レチノールの正しい使い方
レチノールを効果的に取り入れるには、使い方とステップがとても重要です。間違った使い方をすると、赤みや乾燥などの「A反応(レチノイド反応)」が出ることもあるので注意しましょう。
- 夜のスキンケアで使用する
紫外線に弱いので、朝は避けて夜だけ使用しましょう。 - 洗顔後、化粧水で肌を整えてから使用する
肌が整った状態で塗ると刺激が少なくなります。 - レチノールを少量、気になる部分から塗布する
最初は週2〜3回からスタート - しっかり保湿する
レチノール使用後は乾燥しやすいので、保湿がカギ! - 翌朝は必ず日焼け止めをつける
紫外線ダメージを避けて、肌を守りましょう。
レチノール配合コスメおすすめ7選
No1:ビタミンアメージング バクチオールナイトクリーム

ビタミンアメージング
バクチオールナイトクリーム
30g 税込3,500円
ByWishtrend
<配合成分>
バクチオール
レチナール
次世代ビタミンAのレチナールとバクチオールのWのハリケア成分配合! 肌を引き締め、使うたびにもっちりとした弾力のある肌に導いてくれるクリーム。
洗顔後に化粧水で肌を整えた後適量を肌になじませます。こっくりとしたコクがありリッチなテクスチャーのクリーム。使用後はしっとり。柑橘系を思わせる爽やかな香りが広がります。
No.2:マルチフェイシャルクリーム

マルチフェイシャルクリーム
40g 税込4,980円
BORDER FREE
<配合成分>
レチノイン酸トコフェリル
ヒマワリ種子油脂肪酸レチニル
レチノール誘導体*¹を2種類配合したフェイシャルクリーム。元々は美容液として開発を進めた製品なので美容液の役割も兼ね備えているとのこと。乾燥小じわ*²、くすみ*³などさまざまな年齢肌悩みのサポートに期待ができそう!
柔らかい質感のクリーム。みずみずしいクリームは伸びがよくスーッと肌になじみます。グリセリンが入っているけどベタつきはなくしっとりした使用感。チューブの先が細くなっているので量を調節しやすいのも◎
顔全体でパール粒2個分が目安。レチノールは刺激を感じる人もいるので肌の調子を見ながら使いましょう。私は敏感肌ぎみですが刺激は感じませんでした! レチノール初心者さんにもおすすめのクリームです。
*1 保湿成分:レチノイン酸トコフェリル、ヒマワリ種子油脂肪酸レチニル(どちらも整肌成分)
*2 乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済み
*3 古い角質や乾燥による

No.3:シンピスト

シンピスト
<医薬部外品>
90g 税込7,865円
北の快適工房
<配合成分>
レチノール誘導体
真皮まで届き*¹シワ改善×シミ予防*²を叶えるオールインワンの水分クリーム。薬用有効成分ナイアシンアミドが、肌のすみずみまで浸透し肌を土台からサポートしてくれます。
ハリを与える成分としては、レチノール誘導体、プラセンタエキス、WのビタミンC誘導体*³を配合し、エイジングケア*⁴世代に使って欲しいオールインワンです。
*1 有効成分ナイアシンアミドが真皮まで浸透
*2 メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ
*3 3-O-エチルアスコルビン酸、テトラ-2 ヘキシルデカン酸アスコルビル
*4 年齢に応じたお手入れのこと

No.4:レッドブレミッシュ バクチオールポアジェットクリーム

レッドブレミッシュ
バクチオールポアジェットクリーム
50mL 税込3,200円
Dr.G
<配合成分>
バクチオールPDRN
肌をすこやかに保ちハリを与えてくれる独自成分*¹を配合し、つるんとなめらかな肌を目指せるポアジェットクリーム。毛穴より2000倍小さいエクソソームで角層のすみずみまで浸透しふっくらとした毛穴にサポートしてくれるそう!
クリームの中に紫色のつぶつぶが入っていて、肌に塗っていくうちに弾けてなじんでいきます。スパチュラ付きで清潔に取り出せるし、適量もすくいやすいので、便利◎
肌に透明感を与えてくれる成分*²も配合しているから、毛穴ケア、ハリケア、肌のトーンアップなど肌の悩みをトータルでサポートしてくれそう♪
肌にのせてみるとなめらかに広がりすべすべの質感になります♪ 手のひら全体に塗り広げましたが、ベタつきもなく、すぐにスマホも触れるほどサラサラです!
*1 バクチオールPDRN(少ない刺激で最大限の力を発揮するレチノールに似た成分)、CICA(シカ)PDRN(肌を落ち着かせてハリケアをする成分)
*2 +cycatonin、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド

No.5:薬用アクアコラーゲンゲル エンリッチリンクルリペア

薬用アクアコラーゲンゲル
エンリッチリンクルリペア
<医薬部外品>45g 税込7,150円
DR.CI:LABO ドクターシーラボ
<配合成分>
純粋レチノール
年齢肌におすすめの成分、純粋レチノール*¹ナイアシンアミド*²をWで配合した薬用シワ改善ゲル。今あるシワだけでなく未来のハリ肌も叶えてくれるそう。
表皮と真皮にWでアプローチすることによりぷるんとしたハリのある肌をサポート!
伸びがよくみずみずしく肌に広がり吸い付くような質感。植物由来の精油を使用しているそうで、甘めのフルーティーフローラルの香りが心地よく広がります♪
無合成香料、無合成着色料、アルコール無添加、無鉱物油、パラベンフリーです。アレルギーテスト実施済み*³。
*1 レチノール油液(整肌成分)
*2 シワ改善有効成分
*3 全ての方にアレルギーが起きないという訳ではありません

No.6:レチナベイビー0.05

レチナベイビー0.05
30g 税込4,280円
COSMEDON
<配合成分>
レチナール 500ppm
新世代ビタミンAともいわれる改良型レチナール*¹を500ppm配合した高濃度*²のクリーム状美容液。レチノールよりも活性化の高いレチナール*¹を使用しています。レチナール*¹は活性化が高い分、皮膚への刺激が強い成分なのだそうですが、独自技術により安定性と浸透性を高め刺激を抑えているそう。
空気に触れにくいエアレス容器を使っているとのことで、新鮮なレチナール*¹を肌に届けられそう! 開封後は6か月以内に使用してね。
他にも、ビタミンC*³、3種のセラミド*⁴、エクトイン*⁵を配合。ベイビースキンを目指したい方へおすすめの美容液です。
化粧水の後に肌になじませます。適度な固さのクリームで伸びもよく肌をしっかりガードしてくれている感じがします。私は敏感肌の時もありますが、刺激はまったく感じませんでした。
刺激が気になる方は、最初の1週間は3日置き、次の1週間は2日置き…といったように徐々に間隔を短くしながら使っていくと良いそうです。
*1 整肌成分
*2 取り扱い製品比において
*3 テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(整肌成分)
*4 セラミドNP、セラミドAP、セラミドNG(保湿成分)
*5 保湿成分

No.7:ダーマイルミネーター

ダーマイルミネーター
25g 税込4,800円
ALLUDEN
<配合成分>
バクチオール
レチノイ酸ヒドロキシピナコロン
韓国で人気のリジュラン注射に着目し、サーモンDNA*¹をマイクロニードル*²とともに配合した美容液。1回あたり3500本*³のマイクロニードルで美容成分を肌にダイレクトに届け*⁴てくれるそう。
その他にも、10種のコラーゲン*⁵、ナイアシンアミド*⁶、低刺激の次世代レチノール*⁷、ビタミンC誘導体*⁸も配合で、理想のハリ肌に近づけるかも♪
塗り広げていくごとにチクチク感を感じますが嫌な痛みではありません。時間がたつと痛みは感じなくなります。このくらいの痛みならマイクロニードルを使ったことのない初心者さんにも良いかも!
伸びがよくしっとりとした質感なので、少量で広範囲に伸ばせます◎
*1 DNA-NA(整肌成分)
*2 加水分解カイメン(スクラブ)
*3 1回の使用量0.9gあたりの推定値
*4 角層まで
*5 コラーゲン、アミノ酸コラーゲン、水溶性コラーゲン、コラーゲンエキス、水溶性コラーゲン、クロスポリマー、ロジン加水分解コラーゲン、ダイズ加水分解コラーゲンNa、ミリストイル加水分解コラーゲンK、ココイル加水分解コラーゲンK(いずれも保湿成分)
*6 整肌成分
*7 バクチオール、レチノイ酸ヒドロキシピナコロン(いずれも保湿成分)
*8 3ーOーエチルアスコルビン酸、アスコルビルグルコシド(いずれも保湿成分)

よくある疑問Q&A
まとめ:レチノール貯金で年齢肌に自信を
レチノールは、40代以降の年齢肌にとって頼もしい味方です。シワやたるみ、くすみといった肌悩みにしっかりとアプローチし、若々しい印象をサポートしてくれます。
ただし、最初は慎重に、肌の様子を見ながら少しずつ取り入れるのがポイント。継続することで、きっと肌の変化を実感できるはずです。
今日から、あなたも「レチノール貯金」を始めてみませんか?
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