シミの漂白剤と呼ばれている美白成分「ハイドロキノン」|作用、副作用、危険性なども調べてみました!

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美容に興味のある方や、シミをなんとかしたい方などは「ハイドロキノン」という成分を知っている方も多いと思います。

ハイドロキノン」には還元作用があり、写真の現像に使われていましたが、その現像していた人の肌が白くなったことから、美白作用があると発見された成分です。

あの有名なマイケル・ジャクソンも使っていたといいます。

その美白成分「ハイドロキノン」について色々調べてみました。

ハイドロキノンとは?

ハイドロキノン」は、塗布することでシミやにきび跡の原因となるメラニン色素の発生を抑え、シミを出来にくくする成分です。主成分は「ヒドロキノン」というもので、イチゴ類や麦芽、コーヒー、紅茶などに含まれる天然の化合物です。

米国などでは美白剤として1940年代から使用されており、日本でも2001年から化粧品に配合されてもいいようになりました。

ハイドロキノンの作用

ハイドロキノン」は、同じように美白効果のある「コウジ菌」や「アルブチン」の数10〜100倍の美白作用があるとされています。

ハイドロキノン」の作用は、

  • メラニン色素の生成を阻害する(※チロシナーゼ活性阻害)
  • メラノサイトそのものを減少させる(メラノサイトに対しての細胞毒性)

メラノサイト」とは、メラニン色素を作り出す細胞のことです。

という2つの作用があります。

このように、シミの原因のメラニン色素を作りだすメラノサイト自体を減少させることから、「ハイドロキノン」には強い作用があり、使い方には注意が必要です。あまりにも高い濃度の「ハイドロキノン」を使うと、白班などの副作用が出てしまう恐れもあります。

白斑」とは、メラノサイト自体を潰しすぎてメラニン色素が作り出せなくなり、白い斑点が出てしまう病気です。

白班は、濃度5%程度までで発症したとの報告はないそうです。日本の多くのクリニックでは4%程度で処方されているようです。

どんなシミにも効くの?

シミにもいろんな種類があり、「老人性色素斑」「炎症性色素沈着」「肝斑」「そばかす」「扁平母斑」「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」などがあります。簡単にどんなシミなのか説明します。

  • 老人性色素斑
    紫外線が原因のシミで「日光性色素斑」とも呼ばれる。一般的に知られているシミ。
  • 炎症性色素沈着
    傷、やけど、虫刺されなどの後にできるシミ。ニキビ跡の茶色いシミもこれにあたる。
  • 肝斑
    頬骨辺りにできる左右対称のシミ。女性ホルモンの乱れが原因。
  • 雀卵斑
    いわゆる「そばかす」。遺伝的要因が多い。
  • 扁平母斑
    生まれつき、または思春期に発生する茶色いシミ。
  • 老人性疣贅
    年を取ってくると出てくる盛り上がったシミ。「脂漏性角化症」とも呼ばれる。

一般的に知られているシミは、紫外線や刺激などでできる「老人性色素斑」「炎症性色素沈着」が多いでしょう。また、30代から女性ホルモンの乱れで出てくる「肝斑」も加えて、これら3つのシミは、「ハイドロキノン」など化粧品に配合されている成分でも効果があると言われています。

簡単に言うと、日光でできたシミ、キズができた跡の赤いシミ、肝斑の3つは「ハイドロキノン」でも消せるかも。

しかし、生まれつきの「扁平母斑」や遺伝要素の多い「雀卵斑」、また盛り上がりのある「老人性疣贅」などは液体窒素やレーザー治療などが有効のようです。

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一般的なクリニックでの治療方法

皮膚科や美容外科など、一般的なクリニックなどでも「ハイドロキノン」は治療薬として使われます。

ビタミンA誘導体の「トレチノイン」と併用する「トレチノイン・ハイドロキノン療法」が効果的なようです。「トレチノイン」という成分は、肌のターンオーバーを促進してくれ、「ハイドロキノン」の浸透効果を上げてくれます。

トレチノイン」は効果が強いので、市販の化粧品には、緩やかな効果の「レチノール」として配合されています。

どうやって塗ればいいの?

トレチノイン」と「ハイドロキノン」は、朝晩2回洗顔後に、シミの部分だけに塗ります。効果が強いので、赤くなったり、ヒリヒリしたりする方もいます。

いつものスキンケア(洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液、クリームなど)をする

②「トレチノイン」を患部にスポットで塗る

③「ハイドロキノン」を患部より少し広めに塗る

日焼け止めを塗る

シミが薄くなってきたら、「トレチノイン」を塗るのをやめて「ハイドロキノン」だけにします。

また、「トレチノイン」も「ハイドロキノン」も酸化しやすいので冷蔵庫で保管してください。

治療期間はどのくらい?

一般的に、治療期間は2〜3か月程度とされています。ただ、「肝斑」は長期化するので、休薬期間を挟んで2、3周するケースもあります。

  • 1〜1.5か月
    「トレチノイン」「ハイドロキノン」併用
  • 〜3か月
    「ハイドロキノン」のみ
  • 3〜4.5け月
    休薬期間

ハイドロキノンの副作用は?

ハイドロキノン」には強い効果がある反面、副作用のリスクも大きいです。肌が赤くなったり、「白班」の症状が出やすいため、肌の様子をよく観察しながら使用してください。

肌の赤み(ヒリヒリ)

ハイドロキノン」の強い刺激による炎症で、肌が赤くなることがあります。治療を続けることで肌に耐性ができ、数週間過ぎた頃から徐々に引いてきます。

白斑

ハイドロキノン」の濃度が高いことや、使用期間が長いことで発症します。「ハイドロキノン」には、メラノサイト(メラニン色素を作りだす細胞)に細胞毒性があり、あまりにも長期で使いすぎるとメラノサイトの細胞自体が失われてしまいます。

多くのクリニックでは約4%の濃度で「ハイドロキノン」が使われており、濃度5%程度までで「白斑」が発症したとの報告はされていないので、医師の指示通りに使うようにしましょう。

シミが濃くなる

ハイドロキノン」により、メラニン色素が失われた状態は紫外線に対して無防備な状態です。メラニン色素は悪者に思われがちですが、実は肌を守ってくれています。

紫外線に対策するために、日焼け止めクリームは必ず塗るようにしてください。その場合SPF20以上の日焼け止めがオススメです。

ガン

マウスやラットによる動物実験で、5%濃度の「ハイドロキノン」で肝臓・腎臓腫瘍の発生が認められています。ヒトに対しては出ていませんが、濃度には十分気をつけるようにしましょう。

ハイドロキノンはネットで買えるの?

上記、副作用も考えて、「ハイドロキノン」はクリニックで処方してもらった方が安心です。

ただ、近くにクリニックがなかったりして病院に行くのがなかなかできない人は、ネットでも「ハイドロキノン」配合のクリームは売っていますので、濃度に注意すれば試してみるのもいいかもしれません。

トレチノイン」は市販品がないので「レチノール」配合のクリームを使ってみてください。

また、皮膚に異常が出たり、赤みが出た場合は使用を中止することをお勧めします。

もし、クリニックが近いならそちらに行ってみてください。湘南美容クリニックなら全国各地にあるので通いやすいと思います>>湘南美容クリニックTOPページ

ハイドロキノン配合の商品

ランテルノ ホワイトHQクリーム2.5

ランテルノ」からは、「純ハイドロキノン」が2.5%配合されたものと5%配合されたものの2種類が出ています。初めての方は低濃度の2.5%から使ってみるのをおすすめします。

5%を使ってみたい方は、公式サイトをクリックしてみてください。

B.glen ビーグレン QuSomeホワイト2.0

ビーグレン」のQuSomeホワイト2.0は、「速攻型ハイドロキノン」が2.0%配合されています。通常の「ハイドロキノン」はなかなかお肌に浸透しにくいんですが、独自技術QuSomeでお肌に浸透しやすくなっています。

セルピュア ブライトニングクリスタル

セルピュア」のブライトニングクリスタルは「ハイドロキノン」がなんと5%も入っています。高濃度の5%配合ですが、東京銀座スキンケアクリニックの皮膚科医監修のクリームなので、安心して使えると思います。

また、「レチノール」も配合されているので、これ1本で相乗効果が期待できます。

レチノール配合の商品

市販の商品では、「トレチノイン」配合のものはないのでビタミンA誘導体の「レチノール」配合の商品を紹介します。

B.glen ビーグレン QuSomeレチノA

ビーグレン」は、「ハイドロキノン」のクリームも「レチノール」のクリームも両方出ているので、シリーズ使いができます。これらの他にも、「Cセラム」というビタミンCのクリームも出ていて、シミケアには有効なクリームが揃っています。

セルピュア ブライトニングクリスタル

セルピュア」のブライトニングクリスタルは、上記「ハイドロキノン」の商品としても紹介した商品ですが、「レチノール」も配合されています。なので、この1本で、「ハイドロキノン」「レチノール」の両方配合しているので、相乗効果で効き目が出ると思います。

ハイドロキノンで肌がピリピリしてしまう人は

ハイドロキノン」は強い効果があるので、肌の弱い方には赤みが出たり、ピリピリしたりして使えない方も多いかと思います。

そこで、おすすめしたいのが「ハイドロキノン」と同じ作用を持っていて、「ハイドロキノン」よりお肌に優しい成分の配合された美容液を使うということです。

ハイドロキノン」は、メラニン色素の生成を阻害する(※チロシナーゼ活性阻害)作用があるんですが、同じ作用をする成分は他にもたくさんあります。

チロシナーゼ活性阻害作用のある成分
  • 党参抽出物加水分解液
  • 油溶性甘草エキス
  • カッコンエキス

上記の成分は「ハイドロキノン」と同じチロシナーゼ活性阻害の作用があります。

もし、「ハイドロキノン」がお肌に合わない、乾燥肌・敏感肌なのでお肌に優しい成分の美白化粧品を使いたいという方は、上記3つの成分がすべて入ったBrater薬用美白エッセンス」をおすすめします。

そして、この中の「油溶性甘草エキス」は動物実験で、10%「ハイドロキノン」より1%の「油溶性甘草エキス」の方がメラニン生成をより強く抑えたという報告もあったそうです。(参照サイト:読んで美に効く基礎知識(美白剤)

お肌に優しくて、「ハイドロキノン」よりも効果が期待出来るなら試してみる価値はあると思います。実は、私も使っているんですが、使い心地もよく気に入っています。

気になる方はチェックしてみてください。楽天市場やAmazonなどでも買えますが、一番お得に買えるのは公式サイトになります。

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「Brater薬用美白エッセンス」について詳しくは、下記記事をごらんください▼

まとめ

ハイドロキノン」は、肌の漂白剤と呼ばれる通り、シミに対して効果の高い成分ですが、反面、副作用も気になります。肌の強い方や、頑固なシミをなんとかしたい方には有用ですが、肌の弱い方や、副作用が怖い方にはあまりおすすめしません。

効果を実感している方も多数いるのは事実ですので、使ってみたい方は、毎回肌を観察しながら慎重に使ってみてください。

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